2019.01.21
| 就活お役立ち情報
大寒のみぎり、そう聞くだけで外に出ることが億劫になる季節を迎えました。とは言っても、今年の冬はエルニーニョ現象の影響による暖冬と予想されています。
年末は寒気の影響で平年より気温が低かったものの、全般では平年を上回った地域が多くなっています。
例年、ジンクスのようにセンター試験当日は大荒れの天気の日が続いていましたが、今年はお天気にも恵まれ、迎える3月3日の歯科衛生士国家試験本番までも、穏やかな気候が続くことを祈るばかりです。
先週末、クオキャリアより歯科衛生士内定調査結果が発表されました。
| 【東海エリア4県】全21校＜有効回答20校＞ 卒業予定者：864名 内定者：697名 → 未内定者：167名（19.3％） ◆愛知県 全9校＜有効回答9校＞ ◆岐阜県 全3校＜有効回答3校＞ ◆三重県 全3校＜有効回答3校＞ |
東海三県で見ていくと、三重県の内定率が非常に高いことがわかります。全国での内定率と比べても、関東エリアの未内定者49.7％、関西エリア50.2％となっており、群を抜いての内定率となっております。
先日、三重県の専門学校の就職課の方とお話をさせていただく機会がありました。お話によると、県下3校（三重県にある歯科衛生士学校は3校のみ）は足並みを統一し、9月1日から就活開始、10月1日から面接開始、12月末までには、ほぼ100％の新卒が内定を決めて、国試に挑む準備をしていると伺いました。
ただその背景には、都心の愛知名古屋のように、歯科医院が多くないという現状を加味してとの事、現在、内定をお持ちでない方も、この数字に驚かれず、安心して国家試験対策に集中してくださいね。
以前も歯科衛生士の求人倍率については、トピックスさせて頂きましたが、上記の発表を受け、今一度ご確認ください。
求人倍率とは経済指標のひとつで、求職者（仕事を探している人）1人あたり何件の求人があるかを示しています。
求人数を求職者数で割ることによって求められ、倍率が1を上回ればいわゆる「売り手市場」であり労働者の側に有利となり、逆に1を下回ればいわゆる「買い手市場」で企業の側にとって有利となります。
その中でも、新卒歯科衛生士の求人倍率は年々上昇を続けており、平成28年度には20倍を超える結果となりました。
2016年から求人倍率が20倍を超え、就職を希望する歯科衛生士１人に対して、歯科医院が20件もあるということです。
これは同じく不足と言われている看護師の倍率3.0倍をはるかに上回っていることからいかに歯科衛生士が就職しやすい業界か分かります。
出典）平成28年厚生労働省「衛生行政報告例(就業医療関係者)の概況」よりsoraナビ作成
グラフをご覧の通り、就職者数の伸び方に比べて求人人数の伸び方は２倍以上も増加しています。
2010年度と2017年度を比べると、【就業者数】は1,344名増加(増加率:26.2%)したのに対して、【求人人数(募集人数)】は75,201名(増加率:122.8%)も増加しています。
3月の国試を目前に、内定の無い学生さんは、ご不安もあるかと思います。
しかし、本番まで2ヶ月を切った今は、体調管理をしっかり行い、国試に向けた勉強に専念してください。
そして息抜きの時間を見つけて、「こんな医院で、社会人のスタートを切るぞ！」という、モチベーションを上げるための、医院の見学に出かけるぐらいの、心の余裕を持って過ごしてくださいね。
そのためのサポートは、もちろん私たちSoraナビも全力で行います！
話は、本題に戻りますが、
昨日 愛知県歯科医師会主催の歯科衛生士のためのカムバックセミナーが開催されました。
結婚や出産、子育てなどで、臨床から退いていた歯科衛生士さんをサポート、支援するプログラムの一環です。
中途採用における正確なデータは発表されておりませんが、歯科衛生士の求人がおよそ133,000件に対して6,400名程の方しか就職していないので、単純に考えて残りの125,000件は、新卒を除けば、中途採用で補う必要があります。
そしてこれほどまでに歯科衛生士の不足が大きな問題となっている一方で、14万人の方が資格を持ちながらも就業していないというのです。
歯科医院個別の取り組みだけでは、人材確保の限界がきますので、行政や歯科医師会、養成学校も含めた枠組みでの解決が必要となってくるでしょう。
この記事を読んでいる方の中にも、復職を希望しているけれど、自信がない、何から始めればいいか分からないと躊躇している方もいるのではないでしょうか。
復職したいけれど不安で踏み出せない、という方は是非ともこの 「再就職支援プログラム」をご活用ください！
復職に向けた研修会だけでなく、歯科診療所の臨床見学も可能なプログラムもあります。
昨日の1月20日のセミナーには、およそ10名の方がご参加されておりました。
同じ悩みやご不安を抱えた方が集まる機会にもなります。
参加費も無料、定員は20名と限りがありますので、ご興味のある方は、お早めにお問合せ下さい。
先にも書きましたが、歯科衛生士の求人に対して、就業している歯科衛生士の人数を考えると、残りの125,000件は、中途採用で補う必要があります。
このことからもお分かりの通り、再就職の方も同じく「売り手市場」であることは間違いありません。
現在のあなたのライフスタイルに合わせて、勤務先を選ぶことが可能なのです！
Soraナビは、他社の人材紹介会社と違い、東海三県に特化し、直に求職者様と面談、そして歯科医院さんへも直接ご訪問し、取材を地道に続けております。
直にお話を伺うこと、直接目で観て肌で感じて、皆様のご要望を伺うことが、Soraナビの強みです。
ご紹介させていただく歯科医院さんは、Soraナビが自信をもって、お勧めできる歯科医院さんばかりです。
