就職先をなんとなくで決めてしまった経験はありますか？

ネット上の情報や周りの同級生からの評判などを参考にして、そのまま面接に進んでしまった方。

面接で初めて歯科医院に足を運び、段々と話が進むうちに自分が希望する条件とは合わなかった―でも今更断りにくい…と悩んでいる学生の方。

見学時期が遅かったために就職に失敗し、「こんなはずでは…」と後悔をしている先輩DHさんは実はたくさんいます。

早めに見学することで、希望に合う医院や条件の良い医院に出会う可能性が広がるはずです！

求人票やネットの情報だけでは分からないことに気づけたり、仕事に対するモチベーションもグッとあがる機会です。

是非勇気を持って見学へ行きましょう！

STEP１．医院HPや求人内容の確認

ネットでチェック！

まずは歯科医院の公式HPや口コミを確認しましょう。また、併せて求人サイトなどで診療内容や特徴なども少しは掴めるはずです。

募集要項も事前に確認し、事前に気になる点をメモに書きだしピックアップしておきましょう。

STEP２．交通手段・乗り換え・所要時間の確認

アクセスをチェック！

見学へ行く前に、必ず歯科医院への経路を確認・想定しておきましょう。特に車で通うことを予定している場合は、時間帯によっては渋滞する場合があります。特に朝の通勤時間や夜の帰宅時間の間は混み合う可能性がありますので、時間に余裕を持って出発することを心がけましょう。

STEP３．見学申し込みするときは

メモ・ペンや予定表の準備を

電話をかける前に、学校や仕事の予定など自分のスケジュールを確認できるよう手帳を準備しておきましょう。併せて、当日の持ち物や注意事項を書き記せるようにメモのご準備を。また、可能であれば求人情報のコピーなどをお手元にご準備されておくと安心かもしれません。

電話は忙しい時間帯を避ける

見学の電話をかける際に避けたいのが忙しい診療時間中。出来れば午前中と午後の診療の間にあるお昼休みの時間帯を狙いましょう。もしお昼休みに電話がつながらない場合は、診療時間中に電話をかけ、受付の方に見学したい旨を伝え、採用担当者の方と電話がつながりやすい曜日・時間帯などを確認しましょう。

落ち着いて話せる場所で

電波の悪いところ、うるさくてガヤガヤした場所で電話をかけてしまうと、話がうまく聞き取れない可能性があります。出来ればご自宅など、静かで落ち着いた場所を選びましょう。

STEP３．電話をかけましょう

まずは挨拶を

「こんにちは、私(わたくし)●●学校３年の□□と申します。」

見学希望の旨を伝える

「貴院の求人票（求人広告）を拝見してお電話をしました。医院見学に伺いたいのですが、採用ご担当者様はいらっしゃいますか？」

担当者に代わったら、再度用件を伝える

「こんにちは、私(わたくし)●●学校３年の□□と申します。貴院の求人票（求人広告）を拝見してお電話をしました。９貴院に見学に伺いたいのですが、今お時間よろしいでしょうか？」

相談しながら見学日時を決める

「●●日と××日以外ですといつでも空いています」
「□□日以降はいつでも大丈夫です」
「〇〇日か△△日が空いているのですが、ご都合はいかがでしょうか？」

持ち物の確認と所要時間の確認

「当日は何か持ち物は必要でしょうか？」
「当日はお時間をどのくらいいただけますでしょうか？」

見学日時を復唱

「それでは、□日の△字に受付に伺いますので、当日はよろしくお願いいたします。お忙しいところお時間頂きありがとうございました。それでは失礼いたします。」

相手が電話を切ったことを確認してから、電話を切りましょう。

こんな時は！？とっさの敬語

相手の声が小さい・聞きとりづらい
→「申し訳ありません。お電話が少々遠いのですが、もう一度お願いできますか？」

担当者がいない
→「では、こちらからまた改めます。いつのお時間帯でしたらご都合よろしいでしょうか？」

STEP４．持ち物・身だしなみをチェックしましょう！

持ち物の準備

見学申し込みの電話をかけたら、指示された持ち物の準備をしましょう。

一般的には学生証、メモ帳、筆記用具。また、医院によっては白衣や室内シューズなどが必要な場合があります。他には求人票のコピーなどを携帯しておくと便利です。

身だしなみの確認

服装は黒色もしくはグレーのスーツで、派手すぎないものを選びましょう。清潔感が大切ですので派手すぎるネイルは勿論NGですし、メイクもナチュラルメイクを心掛けましょう。また、髪が長い方は1つにまとめ、アクセサリー類は時計だけにしましょう。当日慌てないためにもストッキングが伝線していないかご確認を。

STEP５．見学中にも好印象を！

10分前に到着しましょう

歯科医院への到着が約束よりも早すぎると、かえって迷惑をかけてしまう場合があります。見学時間５～10分前到着を目途に行動すれば間違いはありません。到着したら受付の方に明るく挨拶をして、見学の旨を伝えましょう。

挨拶・笑顔・周りの目

皆さんが緊張して見学に来院されているなか、そこで働く方々も見学者である皆さんのことを見ています。そこで気を付けたいのが「挨拶」。担当者や院長先生、スタッフの方々には「こんにちは」「宜しくお願いします」とお辞儀をすることを忘れないようにしましょう。

また、見学中でも患者さんは来院されています。患者さんの目も意識して、マナー良く過ごしましょう。

待ち時間に携帯をずっと触っていて不採用になった方もいます。実は見学時の頃から皆さんのことをチェックしているのです。

まとめ

いかがでしたか？今回は見学までの簡単な事前準備と注意点などについてお伝えしました。見学する歯科医院は、皆さんが今後たくさんの時間を過ごす場になるかもしれない大切な場所です。また、そこで働く歯科衛生士さんの姿をしっかりと確認できるのは見学のときだけです。実際に現場を見ることで、求人票やネットだけでは分からないことに気付けるはずです。ぜひ、楽しんで見学に行ってみましょう！