お役立ちコラム
2020.08.14
| 歯科衛生士のスキルアップ歯の夏バテ!?原因と対策お教えします!
真夏の季節になりましたね💦
皆さん、夏バテされていませんか??
厳しい暑さが続くと体力も免疫力も落ちて元気がなかったり、寝込んだり、夏バテになっている方も多いと思います😓
だるさや食欲不振といった症状のほかに、歯に痛みや異変を感じたら ”歯の夏バテ”の可能性があります。
夏バテと歯の健康は関係がないように思われるかもしれませんが、夏バテは体が疲労することでお口の中の環境にも影響を及ぼしてしまいます😢
今回は、歯の夏バテの予防対策をご紹介します!
なぜ、夏バテで歯が痛くなるの?
◆免疫力の低下
夏バテをすると、自律神経が正常に機能しなくなり、疲労や倦怠感が起きたり食欲不振、胃痛、下痢、頭痛、めまい、吐き気などの症状が出ます。身体は免疫力が低下し、細菌の活動が活発になることで、虫歯や歯周病、口臭が悪化してしまうのです…
◆酸の摂取
夏バテ対策に良いと思って摂るお酢や栄養ドリンク、暑い時に飲みたくなる炭酸飲料やビールには、酸が多く含まれています。歯が酸に触れる機会が多くなると、知らないうちに歯の表面のエナメル質が溶け、酸蝕歯(さんしょくし)になり知覚過敏をおこし、痛みを感じることがあります。
◆唾液の分泌低下
唾液には、口内を清潔に保つ作用やミネラル分が備わっており、細菌の侵入や活動を防いだり、エナメル質を修復する役割があります。しかしストレスを感じることで唾液の分泌量が低下し、口内が乾燥してしまいます。さらに夏の暑さで口が乾き、唾液が少なくなることで、修復が追い付かなくなり、虫歯や歯周病、口臭などが悪化してしまいます。
”歯の夏バテ”予防対策
①水分摂取…汗をかいて水分不足になっていると、唾液の分泌量も少なくなります。また、温かいお茶や水などの飲み物をこまめに摂りましょう。アルコールやコーヒーなどは身体を冷やし、胃腸に負担がかかってしまうことで体の機能が落ちてしまいますので避けてください。
②ガムをかむ…シュガーレスガムがおススメです。唾液分泌を促進し、歯の再石灰化を促すので予防効果が期待できます。隠れむし歯の予防にもなります。
③歯科医院での定期健診を受ける…虫歯や歯周病やできやすい時だからこそ、定期的に検診を受けましょう。
④食後30分後に歯磨きをする…酸が強い飲食物を摂ると、酸で歯が溶け始めた状態のため、すぐに歯を磨くと傷つきやすくなります。糖質メインの飲食物であれば、すぐに磨く方が素早く歯が再石灰化しやすい環境を作れます。
まだまだ暑い日が続きますが、”歯の夏バテ”と残暑を乗り切りましょう!!
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