お役立ちコラム
2019.02.20
| 愛知・岐阜・三重の歯科衛生士復職、転職の鍵は勤務時間?愛知県では75.8%がパート希望!
前回のお役立ちコラムで離職した歯科衛生士の約8割が再就職を希望していることが分かりました。
今回も前回同様、「平成27年歯科衛生士就業実態調査報告」をもとに、復職・転職の際に離職者が希望する点や復職の際、壁になっているものをご説明します。
再就職/復職時の障害は?
①勤務時間 194人 79.5%
②スキルや知識等の不安158人 64.8%
③給与・待遇の面 59人 24.2%
④相談機関がない 22人 9.0%
⑤その他 16人 6.6%
この結果から分るように、勤務時間に対して不安を抱いている方が全体の約8割もいました。
再就職時に注目するポイントは?
①勤務時間 229人 93.9%
②院長の人柄 175人 71.3%
③所在地 159人 65.2%
通勤時間
④給与 136人 55.7%
⑤仕事内容 133人 54.5%
⑥職場の人間関係118人 48.4%
⑦有給制度 84人 34.4%
⑧雇用保険 79人 32.4%
⑨厚生年金 73人 29.9%
⑩スタッフの 64人 26.2%
年齢構成
⑪医院設備 47人 19.3%
⑫教育制度 33人 13.5%
やはりここでも勤務時間が重要視されており、9割以上の方が自分に合った勤務時間で働くことを希望しています。
復職するなら、パート希望が約8割
復職時の希望勤務形態
①パート 185人 75.8%
②常勤 20人 8.2%
③どちらでもよい 39人 16%
復職時にはパートを希望する方が多いことが分かります。パートは常勤勤務に比べ、勤務時間も比較的自由に設定でき、ライフスタイルに合わせて両立しやすいことがこの結果につながっているのでしょう。
また、パート勤務の回答者の中で勤務時間を調べてみると、1日あたりの勤務時間が3~4時間、1週間あたりの勤務日数が4~5日という方が多いようです。
常勤の方の多くは1日あたりの勤務時間は8時間、1週間あたりの勤務日数が5日ですので、パートの方が家庭と両立しやすい、ということでしょうか。
多くの歯科衛生士さんが復職できるために
復職希望アンケートを分析してみると、約8割が勤務時間が壁となっていることが分かりました。
次いでスキルや知識の不安が約6割で、給与・待遇は約2割であり、勤務時間を含む労働条件に対する不安や心配が最も多い結果となりました。
このような結果を踏まえ、歯科衛生士の採用を募集する歯科医院側も常勤ではなくパートを含めた勤務時間を含む労働条件に関する環境を整備する必要があると言えるでしょう。
Soraナビでもパートの歯科衛生士を募集している歯科医院さんをご紹介しています
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ぜひ皆さんの就職・転職のお手伝いやサポートができれば幸いです。