退職届や退職願は、円満に職場を退職するための重要な書類の一つです。

一般的には「退職届」を提出します。

円満退職の場合、歯科業界では実際に提出するケースは少ないかもしれません。

しかし、退職直前に「もう少し働いてほしい」と言われるなど、後々のトラブルなどを未然に防ぐために、書類でも退職届を提出することをおすすめします。

退職届と退職願の違い

そもそも皆さんは退職願と退職届の違いをご存知でしょうか？

意味合いが違いますので、ご自分のケースに合わせて書き分けてください。

退職願とは

退職願は「〇月×日に辞めたいです」という、いわば労働契約の解除を申し出るもの。

口頭で申し出ることもでき、必ず書類で提出する必要はありません。

退職届とは

あなたの退職が正式に医院側で承諾された後に提出する書類です。

法的には口頭での申し出でも良いとされていますが、後々「言った・聞いていない」などのトラブルを防ぐために、事務手続上の記録として提出します。

退職願・退職届を作ってみよう！

手書きの場合

用紙：B５かA４サイズの白い便せん
※罫線はあってもなくてもOK

封筒：白い封筒
※郵便番号枠のないもの
※B５は長形４号、A４は長形３号

ペン：黒いボールペン

退職願・退職届の見本

①私儀　(わたくしぎ)
書き出しの言葉。
「わたくしことですが…」という意味です。
②退職理由
自己都合退職の場合、「一身上の都合により」と書きます。
③退職日
退職願・・・退職希望日
退職届・・・上司と決めた退職年月日
④届出年月日
実際に提出する日を書きます。
⑤宛名
退職する医院名と院長名を書きます。
医療法人の場合、「医療法人〇〇　理事長〇〇〇〇様」など。

便せんの折り方

三つ折り→下から折る

上から重ねて完成です。

封筒の書き方

表面：「退職届」「退職願」と書きます。
裏面：氏名を書き、〆の字で封緘します。

トラブルを防ぐために

コピーとメモをお忘れなく

「受け取った」「受け取っていない」と、後々トラブルにならにためにコピーをお忘れなく。

また、いつ・誰に渡したのかもメモでとっておくと安心ですね。

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