お役立ちコラム
2018.09.27
| 就活お役立ち情報就職先は選び放題? 新卒歯科衛生士の求人倍率!
求人倍率とは?
求人倍率とは経済指標のひとつで、求職者(仕事を探している人)1人あたり何件の求人があるかを示しています。
求人数を求職者数で割ることによって求められ、倍率が1を上回ればいわゆる「売り手市場」であり労働者の側に有利となり、逆に1を下回ればいわゆる「買い手市場」で企業の側にとって有利となります。
倍率は21倍!
全国の歯科衛生士養成学校164校を対象にした調査結果(2018年4月実施)が全国歯科衛生士教育協議会から発表されました。
2016年から求人倍率が20倍を超え、就職を希望する歯科衛生士1人に対して、歯科医院が20件もあるということです。
これは同じく不足と言われている看護師の倍率3.0倍をはるかに上回っていることからいかに歯科衛生士が就職しやすい業界か分かります。
過去7年間の推移
出典)平成28年厚生労働省「衛生行政報告例(就業医療関係者)の概況」よりsoraナビ作成
グラフをご覧の通り、就職者数の伸び方に比べて求人人数の伸び方は2倍以上も増加しています。
2010年度と2017年度を比べると、【就業者数】は1,344名増加(増加率:26.2%)したのに対して、【求人人数(募集人数)】は75,201名(増加率:122.8%)も増加しています。
就業人数は増加傾向・・・だけど
出典)平成28年厚生労働省「衛生行政報告例(就業医療関係者)の概況」よりsoraナビ作成
働いている歯科衛生士数は年々増加傾向にあります。
しかし、それでもまだまだ歯科衛生士は不足しています。
厚生労働省も「歯科衛生士復興支援共通ガイドライン」及び「新人歯科衛生士技術支援共通ガイドライン」等の事業に取り組む等、歯科衛生士不足問題について動き出しています。
人気の歯科医院に売り手市場はあまり関係ない⁉
いくら歯科衛生士の求人倍率が高くても、どうしても人気の医院に求職者が集まってきてしまうため、求人倍率の高さはそこまで関係がありません。ちなみにこれは歯科医院に限らずどこの業界でも共通しているようです。
就職はしやすい業界ではありますが、その倍率だけに安心してはいけません。
自分がどんな歯科医院で働きたいか、そこで働くためにはどんな事前対策・自己アピールをすればいいのかを準備しておく必要があるでしょう。
しっかり準備をして、後悔なく就職活動を終えましょう!