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お役立ちコラム

2020.11.01

| 歯科衛生士について

歯科衛生士と歯科助手はどう仕事内容が違うの?

「患者さんの歯をきれいに、患者さんを健康にできるお仕事がしたい」

そう考えている方々は多くいらっしゃると思います。
歯科医院には歯科医師・歯科助手・歯科衛生士−  様々な職種の人がいます。

この3つの職種がそれぞれのお仕事をしながら連携・サポートしながら患者さんの歯の治療を行なっています。

それぞれ「口腔内を健康にする」ことに関わっているお仕事ですが、職種によってできる範囲が違います。

今回は「できること」「できないこと」を含め、歯科衛生士と歯科助手の違いについてご説明します。

歯科衛生士と歯科助手の違い

「歯科衛生士」「歯科助手」−よく似ている言葉で、どちらも患者さんの歯の治療のサポートをするお仕事内容ですが、明確な違いがあります。

それは「国家資格の有無」です。

歯科衛生士さんは国家資格を取得するため、国家試験に受験・合格した方々ですが、歯科助手さんはそのような試験はありません。

また、歯科衛生士さんは歯科衛生士学校または指定の大学を数年間通学し、歯科衛生士の技術を学び習得する必要があります。

また、歯科衛生士さんは患者さんのお口をお掃除したり歯ブラシ指導をするなど直接関わることができますが、歯科助手さんはできません。

歯科衛生士は医療業務従事者

歯科衛生士さんにはメインとなるお仕事が3つあります。
歯科助手さんは逆にこの3大業務を行うことは認められていません。
まさに、「国家資格を取得した人」にだけ認められた業務と言えるでしょう。

歯科予防処置

患者さんの歯・口腔の病気を予防するために、口腔内をチェックし、歯周病などの原因となる歯垢や歯石を取り除きます。
また、虫歯予防のために歯にフッ素を塗るなどの直接処置も行います。

フッ素塗布などの歯科予防処置は、歯科医師と歯科衛生士だけに認められている医療行為になります。

歯科保健指導

保育所や幼稚園、老人ホームなどで正しい歯磨きの方法、歯ブラシの当て方などを指導します。

また、患者さんが口腔内の健康を維持できるように歯磨き指導・食生活指導などそれぞれの患者さんに合わせた専門的な指導を行います。

患者さんに「歯」について関心を持ってもらうきっかけになったり、虫歯を作る習慣を根本的に解決するきっかけになる大切なお仕事です。

歯科診療補助

歯科医師のサポーターとして、患者さんの口腔内に触れ、歯科医師の指示に従って診療を補助したり、器具の消毒・準備・また、薬品の準備・管理など行います。

具体的には、歯科医師の先生に器具を渡したり、患者さんのお口に溜まった唾液や水をバキュームで吸い取ったりすいること、歯形の採取、仮歯の作成などを行います。

歯科衛生士さんはこれらの上記の3大業務の医療行為を行えることから、国家資格の取得が必須であり、医療人としての業務が認められています。

歯科助手は一般事務職

歯科助手は歯科衛生士のような国家資格は必要なく、民間資格です。スクールなどで独自に作った資格を1〜2年制のコースで取り、学んでいます。

仕事内容は受付・事務・雑務から、歯科診療に必要な器具のセッティングなど、歯科医師のアシスタントも行います。ただし歯科衛生士のような歯科医療行為はできず、これに違反した場合は罰則があります。

歯科衛生士は幅広く働ける

歯科衛生士さんは独自の専門分野のキャリアアップを目指すことができます。

認定資格を取得して、各分野で活躍しその分待遇も高くなっていく可能性があります。

その中でも、キャリアアップに直結する傾向が高い認定資格をご紹介します。

インプラント専門歯科衛生士

日本口腔インプラント学会によって認定されるインプラント専門歯科衛生士は、ライセンス不要のインプラント治療において、正しい知識を持って治療に当たれる歯科衛生士として大きく貢献してくれる資格です。

日本歯科審美学会ホワイトニングコーディネーター

日本審美歯科学会が認定するホワイトニングコーディネーターは、歯の美容診療において非常に人気の高い『ホワイトニングの専門家』という位置づけになる認定資格です。

また、5年以上の実務経験を積めば、ケアマネージャー受験資格が与えられるので、福祉や介護の世界でも活躍が目指せます。超高齢化社会になったいま、福祉や介護の業界は求人も多く、専門知識とスキルを活かして幅広い業界で働けます。

まとめ

いかがでしたか?歯科衛生士と歯科助手の仕事はほぼ同じと考えていた方もいらっしゃるかもしれません。

しかし実際には「国家資格が必要」「医療行為ができない」など、担当できる業務の範囲には大きな違いがあります。

歯科衛生士さんと歯科助手さんにはいずれも歯科医師をサポートする役割がありますが、「患者さんの口内を触ることができる」という違いはやはり大きいと言えます。

どちらの職種にもそれぞれの良さがありますので、それぞれのお仕事内容を事前にしっかり調べてお仕事さがしをしてみてくださいね。

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