ここでは履歴書の賞罰について解説します。
賞とは受賞歴や表彰歴のことで、
罰とは刑法犯罪の有罪歴のことです。

市販の履歴書は賞罰については記載不要

厚労省推奨のJIS規格の履歴書にはこの項目がないため記載不要です。しかし、企業や医院に記載するよう指示されていたり、指定された履歴書に賞罰欄がある場合は必ず記載しましょう。

賞罰欄の具体的な書き方

賞罰なしの場合

賞罰　なし　以上　と記入

賞を記載する場合

一般常識として、知名度の低い賞や規模の小さな大会の賞がここでは記載しません。
「全国大会や国際大会での優勝や入賞」「官公庁からの感謝状」等を基準として判断してください。

賞罰　受賞した日付　受賞した賞の名称

罰を記載する場合

【履歴書に記載するケース】
刑事罰があるかないかが記載の基準となります。(刑法犯を犯して有罪判決を受けて課された罰のこと)
ある場合は、懲役・禁固刑・罰金刑などの経歴を記載しましょう。

例
・深刻な交通事故や酒気帯び運転
（交通違反点数４点以上）
・傷害罪、公然わいせつ罪　など

【履歴書に記載する必要のないケース】
執行猶予期間が過ぎていたり、不起訴になった事件は記載する必要はありません。
また、交通違反や交通事故は刑事罰ではなく行政罰にあたるので記入しません。

例
・軽い交通違反
(交通違反点数３点以下）
・不起訴になった事件
・公判途中の事件
・執行猶予期間を経過した事件
・未成年時に起こした犯罪
・刑期を終えて10年経過している事件
(罰金刑の場合は支払い完了から5年)　など

賞罰　日付　刑事罰を正確に記載

特に「罰」については、正しく記載しないと
経歴詐欺や就業規則違反になる可能性もあり、
場合によっては告知義務違反となり、
解雇・内定取り消しとなりますので注意しましょう！

第一回　履歴書を書く前に
第二回　基本情報欄の書き方
第三回　学歴・職歴欄のポイント
第四回　賞罰について
第五回　免許・資格はどう書くの？
第六回　あなただけの自己ＰＲ・志望動機を書こう
第七回　最終確認と封筒の書き方

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