お役立ちコラム
2018.12.14
| 東海3県おすすめスポット四季を通じて楽しめる瀬戸市 岩屋堂
最近訪れた観光スポットを、レポート形式でご紹介!
第一弾は、名古屋市近郊のオールマイティー観光スポット 「岩屋堂」
四季を通して楽しめる岩屋堂
岩屋堂公園は愛知高原国定公園内にある自然公園です。名古屋市の中心部から車で45分程で到着できる瀬戸市に位置し、都市近郊のオールマイティ観光地です。何より岩屋堂は東海自然遊歩道のルート上でもあり、都市近郊の景勝地として、渓流、滝、水遊び、花見、紅葉狩り、バーベキュー、山登り、参拝などがコンパクトにまとまっている行楽の箱庭です。老若男女、家族連れ、グループ、デート、ひとり散策旅など・・・・さまざまなシーンで楽しめます。
岩屋堂の見どころ ~秋編~
先にもご紹介した通り、岩屋堂公園は愛知県高原国定公園内の自然公園で、鳥原川の渓谷と岩屋堂と岩巣山、そして、いくつかの滝があり、大変自然に恵まれています。その自然公園ならではの利点を活用した季節を楽しむスポットを、今回は秋のシーズンにスポットを当ててご紹介します。
愛知県で紅葉と言えば豊田市の香嵐渓が有名ですが、近年その観光地化が進み、交通状況や人ごみの多さに、その美しさも半減する状況の中、ここ岩屋堂の紅葉鑑賞は穴場的存在とも言えるでしょう。
岩屋堂と暁明ヶ滝
岩屋堂公園の入口を入り、歩みをすすめることすぐ、何軒かのお店が並んでいます。
秋ですから、お花見ではなく紅葉狩りなのですが、「花より団子」・・・
赤絨毯のひかれた茶店の店先には、どうしても腰を下ろしたくなるものですね。みたらし団子や五平餅、おでんなども頂ける茶店に後ろ髪を引かれながら通り過ぎると、右手斜め上に公園の名称ともなった、岩屋堂への道が出てきます。また後程ご紹介いたしますが、途中から岩巣山のハイキングコースの入り口への分岐もあります。
そして100mほど行くと、大きな天然石でできた祠「岩屋堂」が現れます。
725年(紳亀二年)名僧行基がこの地に草庵を作り、この岩窟内で三体の仏像を彫刻し、聖武天皇の病気平穏を祈願した霊跡で、岩屋山薬師堂が建立されたと言われています。
中には薬師瑠璃光如来像と12体の石像がお祀りされており、目や耳の病気などにご利益があるそうです。
岩屋堂を出て、さらに歩みを進めると、奧に暁明ヶ滝(ぎょうみょうがたき)があります。
ここまでは、傾斜も程よく、舗装された道ですので、小さなお子さんやご年配の方でも、気持ちよく散策できるルートです。
岩巣山展望台
少し引き返して、途中あった分岐まで戻ります。
岩巣山の展望台への案内標識があり、展望台までは540m。
気軽に立ち入ってしまいそうな距離ですが、この案内標識にご注意を!ウォーキング感覚で立ち入ると、後悔先に立たず、プチ登山ぐらいに思って挑戦してみてくださいね。
お疲れの方や足に自信のない方は元に戻って、渓流沿いの歩道を利用し、瀬戸大滝方面の散策をお奨めします。
最初はなだらかな傾斜のハイキングコースが、足を進めるにつれ急な険しい山道に・・・・
途中進むべき方向まで不安を感じるような獣道をすすむこと約30分、すっかり汗ばんで展望台に到着です。しかしお天気の良い秋空の日には、このような素晴らしい景色が眼下一面に広がります。
2018年11月中旬撮影
遠く名古屋の都心のビル群も眺められるほど澄み切った秋空の下、赤黄緑の鮮やかなコントラストの木々を見下ろすと、すっかりその疲れは吹き飛びます。汗をかいて、爽やかな秋の風に吹かれるのは、本当に気持ちのいいものです。
さて、汗も引き十分景色を楽しんだら、下山です!
この展望台から元来た道を引き返すことも可能ですが、せっかくなので瀬戸大滝方面に向かって下山するのがお薦めです。
展望台から少し先に行くと、分岐点があります。見えづらいのですが、瀬戸大滝方面へ下山してください。
岩屋堂方面とあるのは元来た道になります。
今回は、瀬戸大滝方面のルートをご案内します。
瀬戸大滝
行きと同じく、険しい山道です。(もしかすると整備された石段が少なく、往路の方が楽かもしれません)特に下りは滑りやすいため足元に十分注意して下山してください。
平地まで下りると、案内標識があります。
瀬戸大滝方面、渓流沿いの道へ・・・・。
静かな渓谷の中を流れる鳥原川沿いには、すっかり色づいた紅葉が渓流をアーチ状に覆い、空から降り注ぐ秋の日の光に照らされて本当に美しく、きらきら輝いています。
(2018年11月中旬撮影)
近年では、紅葉祭りも開催され、夜のライトアップもされているそうです。散策ルートの各所に配置した竹のあかりアートも幻想的な雰囲気を醸し出しそうですね。
今年2018年は、11月10日(土)から18日(日)の期間、開催されたそうです。
さらに渓流沿いに15分ほど進むと、水しぶきの音とともに、瀬戸大滝が見えてきます。
お天気のいい日なら、滝には虹の橋が掛かり、紅葉とともにその神秘的な光景に心を奪われることでしょう。
渓流と園地
岩屋堂は、冒頭にも書いたように、ホタル、天然プール、紅葉など、四季を通じて自然あふれる瀬戸の奥座敷です。
今回は、秋の紅葉シーズンをご紹介しましたが、その他の楽しみ方もご紹介します。
天然プール
川遊びというと、「川の流れが危険」という印象がありますが、岩屋堂公園の川遊びなら浅瀬が広くとってあるので安心です。
天然の渓谷を活用した天然プールなので、大人も子供の涼しく、夏のレジャーを楽しめるようです。川魚の放流などのイベントも毎年開催されているようなので、お出かけの計画の際は、チェックしてください!
川の畔の園地には、多くのベンチやトイレもあり、お弁当を持参してのお出かけにも便利そうです。
バンガロー村でバーベキュー
岩屋堂バンガロー村です。デイキャンプ専用で宿泊は不可とのことですが、春はお花見、夏は水遊びを楽しみながらの、ご家族や仲間とのBBQはとてもにぎわうでしょうね!
BBQ資材設備の貸し出しも行われているので、豊かな自然の中でお手軽にBBQをお楽しみいただけます。
【料金】
中学生:300円 小学生:100円 小学生未満:無料
【営業時間】
10時から15時
※料金・営業時間は変更になる可能性がありますので公式サイトでご確認ください
【資材設備】
☆かまど(各スペースにレンガ炉またはU字溝設置)
☆木炭(3Kg) 700円 (持込可)
☆着火材(1パック) 300円 (持込可)
☆鉄板・網 無料貸出
※テーブル・椅子などはありません、食材・飲み物の販売もありません
※バンガロー村は要予約。瀬戸市まるっとミュージアム・観光協会 TEL(0561)85-2730
(バンガロー村以外の火気使用は禁止)
岩屋堂公園 観光案内
アクセス
電車でのアクセス
・JR「名古屋」駅から、JR「大曽根」駅で名鉄瀬戸線に乗換え、名鉄「尾張瀬戸」駅で名鉄バス品野方面行きに乗換え
名鉄バス「品野本町」下車。徒歩約30分
・JR「名古屋」駅から、JR「大曽根」駅で名鉄瀬戸線に乗換え、名鉄「尾張瀬戸」駅で下車。タクシー20分(約2000円)
※バスの運行状況については、変更になる場合がございますので、ご確認のうえ、お出かけください。
車でのアクセス
・東海環状自動車道「せと品野IC」から国道363号、「品野交番前」左折、国道248号経由約5分、「品野町6」左折約5分
・東名高速道路「名古屋IC」からグリーンロード・国道155号を経由し、国道248号を約45分、「品野町6」右折約5分
駐車場
無料(100台)
※ 民間の有料駐車場もあります。
※ ライトアップ期間中は一律800円/回
連絡先
0561-85-2730(瀬戸市まるっとミュージアム・観光協会)
年間スケジュール
桜の観賞:4月上旬
蛍の観賞:6月中旬~下旬
天然プール(7月中旬~8月下旬)
こども魚すくい大会(8月)
もみじまつり(11月上旬~12月上旬)※ライトアップは、11月中旬~下旬ごろの5:30PM~9:00PM
岩屋堂バンガロー村の利用(4月~9月)
公式ホームページ
瀬戸市観光情報サイト
近隣のお立ち寄りスポット
瀬戸の町にある道の駅「瀬戸しなの」では、産直市場や「せとめし」が食べられる食堂があります。
「せとめし食堂」では、職人文化のなかから生まれた「せとめし」がたっぷり味わえる食堂です。
「せともの」の器に盛られたお食事を目で見て、味わって、器の手触りを感じて五感で楽しんでください。お気に入りの器は品野陶磁器センターで購入できます。「産直とれたて市場」では、地元で取れた新鮮野菜や「瀬戸豚」、オリジナル加工食品、人気のスイーツなど、ここに来れば瀬戸の「おいしい!」が揃っています。
不定期で、クッキングや手作りクラフトなどのイベントも開催。公式サイトのイベント情報をチェックしてください。(公式HPより)
「窯垣」は、窯道具を積み上げて作った塀や石垣の呼称で、全国でも瀬戸でしか見られない景観なんです。その窯垣をつないだ約400mの細く曲がりくねった坂の多い路地が「窯垣の小径」と言います。その昔は陶磁器を運ぶメインストリートで、現在でも窯屋さんの邸宅が建ち並んでいました。周辺には、窯元・ギャラリーが集まり、せとものの街の風情が楽しめます。(公式HPより)