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お役立ちコラム

2019.05.15

| 就活お役立ち情報

親愛なる 新入社員の皆さんへ

桜と青空のコントラストに心奪われる季節から、早いもので3ヶ月が経過し、初夏さえ感じる季節になりましたね。

毎朝庭に出ると、愛でる時期をずらして、色とりどりの花が、「今日も頑張って!」と言ってくれているかのように、咲きほこり、生命力を感じるその花々は、力強さの中に初々しさを兼ね備え、とても愛おしい存在です。

 

Soraナビでも、多くの新卒歯科衛生士さんをご紹介させていただきました。

「とてもとよく頑張ってくれているよ!」
各医院の院長先生からそんなお言葉を頂くと、今朝見た花を思い出す数か月でした。

新入社員の皆様におかれましては、いかがお過ごしでしょうか。
新入社員といえば、社会に出た期待と希望、やる気にキラキラ輝いてる素敵な存在として、先輩社員さんからも注目を集めます。

皆さんのキラキラとした初々しさは、先輩社員の皆さんを、初心に返し、医院に新しい風を感じさせてくれたはずです。

そんな良いことづくめのように思える新入社員は、注目を集める分だけ、プレッシャーを感じずにはいられない人もいることと思います。期待や希望に胸を一杯にされていた方なら、特に、、、、

「こんなはずではなかった」とうなだれてしまう人もいらっしゃることでしょう。

今回のコラムでは、新入社員が辛いと感じてしまいがちな時期、辛くて辞めたい場合どう対処すれば良いかについて、書いてみました。

また、私のおすすめ応援ソングも最後にご紹介して、一助になればと思います。

5月が最初の山場

新入社員にとって、5月は間違いなく最初の山場です。これには確たる理由があります。

昔から5月病と言われるように、進学や就職、転居などで新しい環境に変わる人が多い新年度は、特にストレスが溜まりやすい時期なのです。

まず、ほとんどの歯科医院さんでも、1ヶ月間は、研修期間として学校で学んできたことの復習を兼ね、臨床での実務の研修があります。4月末には新入社員への研修も終わり、徐々に歯科衛生士としての実務も出てくることでしょう。

また、1ヶ月間は右も左もわからない状態で、無我夢中に1日が過ぎていく・・・・そんな毎日だったことでしょう。
それが1ヶ月経ち、改めて冷静に見えてくる時期でもあります。

特に今年は、初めての大型連休、多くの医院でも10連休を取ったというお話も聞きます。

新入社員の皆さんは、社会人になって初めての長期休暇は、どのように過ごされましたか?

初めて得たお給料を使って家族に恩返ししたり、恋人と素敵な時間を過ごしたり、友人とパーっと楽しい時間を過ごしたり・・・・色々なことが出来る初めてのチャンスでした。

しかしこの素敵な時間が、新入社員にとっては改めて大きなギャップを痛感するきっかけになってしまうのです。それは、学生と社会人の責任感の違いに重圧を感じる人、憧れの職種に就いたのに現実は思い描いていた仕事とは違った、もしくは自分の不甲斐なさに自信を無くしてしまった人もいるかもしれません。

いずれにせよ、そのようなギャップを痛感し、そして学生であればゴールが見えていた自分の肩書が、これから先ずっと働き続けなくてはいけないという先の見えない自分の未来に、重圧を感じて立ち上がれなくなる新入社員が多く出る時期なのです。

辛いことをやり過ごさないで! 思っていることを書き出してみる

仕事に行くのが辛い、朝、目が覚めた途端、辛い気持ちになる・・・・
誰しもが1度は経験することでしょうが、あんまりに辛い気持ちが溜まってしまうのは身体によくありません。「人間、身体が資本」という言葉にあるように、身体を壊してまで働いて誰も幸せになりません。

なぜなら大切なのはあなた自身だから。

自分の今感じている仕事に対する辛い気持ち、それが一般的な範疇なのか、過剰と言える辛さなのか、今一度自分自身で見つめ直してみましょう。

今、あなたが辛いと思っている理由、辛いと感じていることを考えてみましょう。そして紙などに書き出してみるのです。辛い理由は人それぞれ当然異なっているでしょうし、どんなに些細なことでも気にする必要はありません。

あなたが辛いと思っていることは、人からどうこう言われる必要のない、あなたの大切な気持ちです。
毎日の忙しさに、思っているだけではやり過ごしてしまいがちなことでも、それが続けば大きな心の負担になり、いつかパンクしてしまいます。紙に書き出すことで、あなたの思いが形になります。
自分の気持ちを気付かないふりをせずに、きちんと見つめてください。

もしかすると書き出しただけで、解決するかもしれません。

原点に立ち返れるのが新入社員の強み

新入社員の最大の強みは、原点に立ち返りやすいことです。
どうして、この仕事をしようと思ったのか、どうしてこの医院を選んだのか、自分はどんな歯科衛生士になりたかったのか・・・・などなど、色々なことを振り返って見て下さい。

そして、この医院で自分の求めていること、望んでいること、やりたかったこと、どのくらい叶っているでしょう。そして、辞めて新しい医院にいけば解決することなのかどうか、よく考えて見て下さい。

ただ辛いだけで何も得ていないと思ったなら、それはもう転職をおすすめします。もし答えが出なければ一度リクルートエージェントに相談してみましょう。嫌でも理想の働き方について考えることになり、自分の大事にしたいポイントが見えやすくなります。

Soraナビはそんなお悩み相談をいつでもお待ちしていますよ。

すぐに転職することは、デメリット?

どんな仕事でも3年は働かないとわからないと言います。

そのため、どんなにひどい労働環境で辛い社会人生活を送っていても、転職することを躊躇してしまう方も多いことでしょう。
しかし、早期転職はそんなに悪いことなのでしょうか?

そこで、新入社員がすぐに転職することのメリット・デメリットについて考えていきます。

なぜ新卒がすぐに転職することが悪いとされているのか

そもそも、なぜ新入社員が入社してすぐに退職することは悪いことだとされているのでしょうか?

よく言われているのは理由は、下記のことです。

 少なくても3年は働かないと、その仕事のやりがいや楽しさはわからない

 新卒ですぐに退職すると、転職に不利になる

 仕事の辞め癖がついてしまい、なかなか仕事が続かない

以上のことがよく言われています。

しかし、これは正しいのでしょうか。

 

.仕事のやりがいと楽しさ

まず、これに関しては一部正しいと私は思います。

新入社員の方がすぐに退職する理由として第一に挙げるのが、「思っていた仕事と違っていた」です。

ただ、大した仕事もまだ任されてもいないのに、その仕事の本質なんて見えるはずもなければ、わかるはずもありません。
「いや、先輩衛生士がしている仕事をみていればわかる」と言うでしょう。しかし、実際に自分がやってみるのとは大違いです。
ましてや本当にあなたはその仕事の本質を観る目を養えてさえいないのです。

3年という期間が必要かと言えば、それは人それぞれですし、仕事の内容にもよりますが、一人前の仕事ができるようになって、初めてその仕事のやりがいと楽しさがわかってくるものです。

 

.新卒ですぐに退職すると、転職に不利になる

履歴書には、職歴を書きます。そこに入社月と退社月を記入しなくてはなりません。
また、歯科衛生士の場合は求められることは少ないのですが、職務経歴書を求められることもあります。その場合自分がどのような仕事までできるのか、そして前職でどのようなポジションで、どのような仕事をしてきたのか詳しく記載しなければなりません。

入社してすぐに転職をすると、根気がないなどという心象を与えがちです。
また、人事の立場から言えば、それなりに社会人を経験してきた人の方がスキルも高いですし、またすぐに辞めてしまうのではないかと危惧するのは確かです。どちらを採るかと言えば、ほとんどの場合はこれまでの経歴が長くお勤めの方でしょう。

しかしそれは同じ土俵で転職活動を行う場合の話です。

これまでもコラムに何度も書かせていただきましたが、歯科衛生士の求人倍率は20倍以上です。現在も歯科衛生士が在籍すらしていない歯科医院さんも多くいらっしゃいます。

早期に転職を決めた理由を、きちんと誠実に説明できれば、不利になることは全くありません。
そのためにも、辛い時に書き留めておくことが大事になります。転職の理由もですが、次の歯科医院を探すときに、どんなところに着目して転職先を探すのか、そして志望動機を考えるうえでも大切な記録になります。

 

.仕事の辞め癖がついてしまい、なかなか仕事が続かない

これは、人それぞれです。

安易な理由ですぐに転職を決めた方は確かに、辞め癖がついてしまう可能性はあるかもしれません。
しかし、明確な理由や自分の将来をしっかり考えて転職を決めた、もしくはあまりにひどい労働環境であった場合は、そうはなりません。

特に歯科医院は個人病院が多いです。大企業と違い労働組合があったり組織がある医院はほとんどありません。
本当にひどい労働環境であれば、早くに決断をするべきです。

きちんとした理由があり、しっかりと悩んで決めたことであれば、「新卒でもう辞め癖がついてしまう」などと、そんな心配をする必要はないのです。

もちろん、早期退職が何度も連続すれば「辞め癖がある」と判断されてしまいますので、まちがった転職を免れるためにも、Soraナビがサポートさせていただきますので、ご相談ください。

 

いくらでもやり直せる

若いうちは、それだけで大きな価値を社会は見出してくれます。辛い気持ちを抱え込んでいるよりも、別の世界に飛び出したほうがいいこともたくさんあります。また、辛い経験は人を成長させます。少なくとも、学生の頃よりは成長したあなたがいるはずです。

そんな新しい自分を転職の機会に晒してみるのも、楽しいことかもしれません。

決して転職を勧めているわけではありません。

転職によって不満を解消できたという人は、8割と非常に多く、特に歯科衛生士は売り手市場です。

しっかりと考えた結果、あなたの決断が転職であれば、その答えを必ず成功へと結び付けてください!

 

今辛いあなたへ 応援ソングをご紹介!

今現在、思い悩んでいる新入社員のあなたへ、私の応援ソングをご紹介します。

それは、シンガー・ソングライターのレイチェル・プラッテンの

「Fight Song」ファイト・ソングです。 (←クリックすればすぐに聴けます!)

彼女の実体験から生まれたこの歌は、「挫折が続き “私はもうダメなのかしれない”という思いにつぶされそうなった。でも “絶対そんなことはない、私だけは自分のことを信じて頑張ろう!”」そんな体験から生まれたそうです。

「Fight Song」は、体の芯から力がみなぎってくる、そんな曲です。

「たったひとつの言葉だって心の扉を開けることができる / だから1本のマッチしかなくても私は大きな爆発を起こしてみせる / これは私のファイト・ソング、自分はまだできるって証明するための歌 / 自分以外誰も信じてくれなくてもいい、私にはまだ頑張れる力が残っているから」 – ファイト・ソング歌詞より

夢を諦めず、自分を信じる想いを率直に、そして力強く歌ったこの曲、まさに彼女の小さな言葉が多くの人たちの心の扉を開き、勇気と希望をもたらしました。

洋楽なので、大きな声で歌詞を口ずさむことができない方でも、力強いメロディーと

「This is  my  Fight  Song 」 とその小節だけでも、大きく叫ぶだけで、勇気と力が沸き上がる曲です。

私も、よくこの曲を聴きながら叫んでいます。

今、戦っているあなたへ、是非一度聞いてみてください。自然にこぶしを挙げて叫んでいるあなたがいるはずです。

「This is  my  Fight  Song 」

 

 

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